メスティンの吹きこぼれ対策にはこれ!
こんにちは!
over north WEB担当のこばです。
今回は、メスティンの吹きこぼれ対策にはこれ!ということで、弊社のメスティンの蓋になる縁付き鉄板”ロックパンS”をご紹介させて頂きたいと思います。
メスティンブーム
アウトドアでの炊飯というと、昔は飯盒一択だった気がするのですが、最近になって急にメスティンが流行りだし、その座を奪い取ってしまいました。
まあ、奪い取るというか、メスティンと飯盒は親子みたいなもの(ですよね?)なので、そんな小競り合いはどうでもいいですね!w
今も飯盒は根強い人気ですし。
日本でのメスティンブームの火付け役であるトランギアのホームページ(日本での代理店がイワタニプリムスなので、そのホームページ)によればメスティン自体は1970代から存在していたようなので、最近開発されていきなり人気に火が着いたという訳ではないのが分かります。
まあ、昔はキャンプと言えば家族で行くものという固定観念があったせいか(ありましたよね?)、キャンプでご飯を炊くと言えば飯盒!というのは一種の方程式のようなものでしたし、大概の日本人が小学校の高学年の時に飯盒でご飯を炊くというのをやらされたと思います。
ですが、最近になって多様性が受け入れられるようになってきた背景もあってか、キャンプはソロ(=一人)で行ってもいい、むしろソロの方が気楽じゃん!という、以前ではあまり考えられなかった新常識が生まれてきました。
そして、またちょうどいいタイミングで『ゆるキャン△』のアニメが放送されたり、芸人のヒロシさんのYouTubeチャンネルがバズるなど、ソロキャン(一人でキャンプをする)が完全に市民権を得たことで、その流れができてきたという感じだったと思います。
その中で、以前から一部の人たちには愛用されていたメスティンが広まり始め、インスタで”映える”料理写真やストーリー(動画)が投稿され始めると、盛り上がりが最高潮に、というのが、ここまでの流れかと思います。(違ったらご指摘下さいませ)
現在(2021年11月)、メスティンブームはある程度落ち着いていますが、未だに根強い人気があり、各社が出しているメスティンも売れ続けている状況に変わりはなく、最近になって私もようやくニトリのブラックメスティンを手に入れることができたという感じです。
(その時は近隣の店舗になかったので、ネットショップで購入し、店舗で受け取りという方法でやっと購入できました)
さて、そんな未だ根強い人気のメスティンでご飯を炊く際に、必ずと言っていいほど挙がる問題点が吹きこぼれです。
メスティンの蓋はとても軽いアルミ製ですし、本体と蓋との密着性もそこそこといった感じですから(その中でもトランギアは割と密着性あるみたいですが)、誰しもがメスティンでの炊飯時に、重石として缶詰や水を入れたシェラカップを上に乗せたりしていると思います。
そういう時にお勧めしたいのが弊社のロックパンSなのです。
ロックパンSとは?
ロックパンSとは、冒頭にも軽くご紹介いたしましたが、鉄板でありながらメスティンの蓋にもなる1台2役の製品の事です。
現在ロックパンシリーズは、
・通常サイズのメスティンに嵌まるロックパンS
・ラージメスティンに嵌まるロックパンL
・シェラカップに乗せることができるロックパンSC
の3種類をラインナップしておりまして、中でもロックパンSは複数のYouTuberさんにご紹介頂いたということもあって、弊社の大ヒット商品となっております。
トランギアメスティンを徹底研究して作られたロックパンS
ロックパンSは、トランギアメスティンを文字通り徹底研究して製作致しました。
Rの部分など、細部まで緻密に計測し、フライパン、調理用鉄板として使えることはもちろんの事、何よりもメスティンにピッタリ嵌まり、蓋として完璧に機能することを目指したのです。
設計が完了したら次は材料の選定です。
私達の会社は、元々金型の製造及び機械による金属加工を得意としている会社でしたので、スキレットやダッチオーブンを製造する際に主に使用されている鋳造の技術は持ち合わせておりませんでした。
鋳造(ちゅうぞう)というのは、溶かした金属を型に流し込んで冷却し固めることで製品を製造する方法で、最近ではゲームのバイオハザードVILLAGE(ヴィレッジ)の後半にもギミックとして登場していたので、プレイした方やゲーム実況をご覧になったことのある方なら分かって頂けるのではないかと思います(笑)
鋳造は専門的な設備・知識が必要であるものの、製品ごとの品質のバラつきが出にくく、大量生産に向いている方法と言えます。
一方で、鉄を溶かして固めているだけですので、空気中の水分に反応しやすく、錆びやすいというのが一番のネックでした(当然、出荷時には錆止めは塗布されています)。
ネックではあるものの、品質にバラつきが出ないというのは生産者にとってはとても魅力的で、私達の会社にはその技術がないとは言え、周辺はそういったことを得意としている会社だらけですので、近所の会社を当たれば外注として依頼できる環境にはあったのですが、それを選択しませんでした。
出来れば自分達の持つ技術で製品を生み出したいと思っていたから、そして、外注に出すことで、製品の価格が上がってしまうのを防ぎたかったからです。
そこで白羽の矢を立てたのが黒皮鉄でした。
黒皮鉄とは?
黒皮鉄(くろかわてつ)とは、工業用だったり、テーブルの脚として使われることの多い材料なのですが、黒皮と呼ばれる、鉄を製造する際に1000℃から常温まで冷やす過程で生まれる酸化皮膜が表面に付着している鉄のことです。
”黒”皮と名前が付いていますが、自然の化学反応でできるものですので、グレーやネイビー、また色んな色が混ざったマーブル模様のものまであり、一つとして同じものが存在しないのが特徴です。
黒皮鉄であれば、表面を黒皮(酸化皮膜)で既に覆われている為、鋳造で作られた鋳鉄(ちゅうてつ)より錆が発生しにくくメンテナンスも多少は楽(鉄は鉄ですので、シーズニングや使用後のお手入れは必要です)ですし、加工の際にも弊社の技術を存分に活かすことのできる素材でもあると考えました。
とは言え、先ほども申し上げた通り黒皮は自然の化学反応によって発生したものですので、例えばテフロンや塗装などと比べて本来の鉄との結着性はそれほど強くなく、簡単な引っかき傷でも剥がれ落ちてしまうほどです。
でも、それを補って余りある経年変化の楽しみが黒皮鉄にはあり、それもユーザーの方に楽しんでもらおうと、黒皮鉄を選択しました。
メスティンの吹きこぼれ対策にはロックパン
ということで話を最初に戻しますけれども、ロックパンはメスティンに対する密着性と板厚3.2㎜の鉄板からくる約490gの重さを活かし、メスティンでの炊飯時に蓋として装着することで、吹きこぼれをほぼ防止することができます(状況によっては多少の吹きこぼれがありますので、100%ではありません)。
炊飯時の内部からの圧力によってロックパンが持ち上がることもありませんし、当然、重石も必要ありません。
そして、炊飯後は調理用鉄板に早変わり!
炊けたご飯には、本来のメスティンの蓋を被せて(ついでにタオルもしくはウォーマーで包んで)保温しておいて、ロックパンで肉を焼く!
これぞ、メスティンキャンパーの新しいトレンドです!!(笑)
ロックパンは鉄板ですのでシーズニングが必要になりますが、シーズニングによってロックパンに付着した油もご飯を美味しく炊く為の隠し味となってくれるんですよね。
結構、逆を心配される(ご飯に油分が回ってしまう?)方がいるのですが、ロックパンに付着している油によって、ご飯が美味しくなることはあっても、不味くなることはあり得ません(油に変な風味が付いていたら別ですが)。また、炊飯の失敗要因になることもありません。
まあ、唯一の懸念点としては、油の分、多少のカロリーアップになることくらいでしょうか。。(笑)
まとめ
ということで今回は『メスティンの吹きこぼれ対策にはこれ!』ということで、弊社のブランド【over north】のロックパンSをご紹介させて頂きました。
皆さんご存知の通り、今やメスティン戦国時代の様相を呈しており、様々なメーカーからメスティンが発売されておりますが、ロックパンSはその全てのメーカーのメスティンに対応している訳ではございません。
今ご覧になっているページの上部に[商品一覧]ボタンがありますので、そこからロックパンSの商品説明ページに飛んで頂き、対応メスティンをご確認下さい。
因みに現在は、トランギア,ニトリのブラックメスティン,ダイソーのブラックメスティンに対応したものと、Milicamp(Pro含む),山善,(ドンキホーテの)ライスクッカーMに対応したものの2種類のロックパンSをラインナップしております。
もしご注文頂く際は、ご自身が所有しているメスティンを確認頂いてからのご注文をお願い致します。
ロックパン(S)※チタンハンドル付き
商品紹介
ロックパン(S)ステンレス ※チタンハンドル付き
商品紹介
関連情報
世の中にないものを提供する | over north(オーバーノース)
over north(オーバーノース)では、長年培ってきた金属加工の技術を活かして、世の中にないものを提供することを目指し、金属製アウトドア用品・家庭や飲食店での使用を想定したオシャレな金属皿を取り揃えております。グリルプレートや焚火台、メスティンの蓋のロックパン等の開発・製品化もしており、材質は鉄やステンレス、チタンなどさまざま。ソロキャンプにもおすすめです。
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