こんにちは！

アウトドア用品メーカー　over north

Web担当のこばです。

 

 

今回は『キャンプでパスタを作るなら湯切りなしがラク！！』と題して、好評なキャンプ飯シリーズのパスタ回です！

 

イタリアンレストランで料理人として働いていた経験を元に、湯切りなしのパスタレシピをご紹介しておりますので、キャンプでもパスタ食べたい！　キャンプ飯でパスタを披露して一目置かれたい！って方は、ぜひ最後まで読んでいってください！

 

”湯切りなしパスタ”というジャンルで言えば、今回が2回目になりますね。

 

お時間ありましたら、以前の”湯切りなしパスタ”の記事もご覧ください！

 

【ソロキャンプ飯】湯切り不要！パスタで簡単オシャレ飯

 

また、以前に”キャンプでパスタを作るならハーフボイルがベスト”というタイトルで記事を書いておりますが、調理時間（現地での時短）や味など諸々を含めてベストなのは、あくまでハーフボイルのパスタを現地に持って行って調理する事、だと思っております。

 

ただ、事前（出発前）の仕込み含めて簡単且つコンパクトに！となると、湯切りなしパスタに軍配が上がるのは間違いありませんので、あくまでも別のベクトルとして捉えて頂けますと幸いでございます。

 

 

湯切りなしカルボナーラ

 

※写真を掲載予定です

 

今回、この記事を書こうと思った最大の理由がこのカルボナーラです！

 

改めて考えると、カルボナーラって割と湯切りなしパスタに向いていると個人的には思っています。

 

もちろん、ちゃんと作ろうとすると絶妙な火加減を要するポイントが最後に来るので（レシピによります）素人の方には難しいかなとも思うのですが、少しアレンジすればキャンプパスタレシピとして出せると思いました。

 

尚、今回のレシピはメスティンでもフライパンでも作れるレシピにしてありますので、一人分を調理する場合はフライパンでなくても大丈夫です！

 

ただ、フライパンの方が大人数分を調理できるので、キャンプの参加人数によって使い分けて下さい。

 

 

◆分量1人前　乾麺100g計算

 

 

※全卵を使わない理由はソースを濃厚にしたいのと、失敗の原因を減らす為です。

卵黄より卵白の方が固まり始める温度が10℃ほど低い為、卵白を入れない事によって温度変化による失敗原因を減らせます。

 

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1．適当な深皿に卵黄、粉チーズ、ブラックペッパーを入れ軽く混ぜたら、牛乳を入れて全体がまとまるまで混ぜる

⇒慌てない為に本調理に入る前にカルボナーラソースを合わせておきます。ブラックペッパーは好みの量でOKです（普通なら3～4振り）。

 

2．オリーブオイルを入れたメスティンに拍子切りしたベーコンブロックを入れて火にかける

⇒コールドスタートでお願いします。

 

3．ベーコンに焼き目がついたら水を250CC、塩を小さじ0.5入れる

⇒ベーコンの焼き目が旨みになるので、焦げない程度に焼き色を付けて下さい。

 

4．水が沸騰したらパスタを半分に折って投入する

⇒フライパンの場合は折らずにそのまま入れて大丈夫かと思います。

※メスティンだと250CCでパスタが丁度浸かりますが、フライパンは底の面積が広いので、もしパスタ全体が浸からない場合は水を足して下さい

 

5．パスタ同士がくっつかないように混ぜつつ、パスタの表記時間通りに茹でる（中火）

⇒表記時間前に水分がなくなりそうなら都度加えて下さい。

※1度に加える量は30CCくらいにして下さい。火の当たり具合にもよりますが案外蒸発しません

 

6．時間になったらメスティンを火から外す

⇒冷たいところには置かず、比較的温かいところに置いて下さい。

ここでの水分量は、ほぼほぼ蒸発しているのが理想です。（パスタがメスティンにくっ付かない程度）

※ソースを加えたら、もう火にかける事が出来なくなりますので、多いなと思ったらソースを入れる前に水分を減らしておきましょう

特にフライパンの場合は最初に水を多く入れていると思いますので、時間を見つつ、水分量によっては強火にするなどして事前に水分を蒸発させておきます

 

7．1のカルボナーラソースをメスティンに投入して全体に馴染むまでかき混ぜる

⇒ここは休まずにかき混ぜて下さい。メスティンの場合は箸が一番かき混ぜやすいと思います。

 

8．全体にソースが馴染んだら味見をして、塩味が足りなければ塩を追加する

⇒使用する粉チーズによって塩味が違う為、最後は調整して下さい

 

9．器に盛りつけて追い粉チーズと追いブラックペッパーをかけて完成

 

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好みの濃さに応じて、卵黄を全卵にしたり牛乳を生クリームにしたりと、アレンジできるのがカルボナーラの魅力です。

 

今回、牛乳を使ったのはカルボナーラ以外にも使える（そのまま飲めますし）と思ったから。もう一つは食材として何気に優秀な牛乳によって比較的失敗を少なくできるからです。

 

ローマでは生クリームは（当然牛乳も）使いませんので、卵黄とチーズだけのレシピに挑戦してみても面白いと思います。

 

もし、別の料理に使用する、大人数だからカルボナーラだけで生クリームが使い切れそうなら、生クリームもありですね（ちょっとお高いですが…）。

 

 

あと、皆さん意外と気付かないのですが、カルボナーラってベーコン（パンチェッタ）、卵、チーズでソースの味が決まるので結構シンプルなパスタです。

 

その分、素材の良し悪しがダイレクトに味に出ます。

 

美味しいカルボナーラを食べたい、一緒にキャンプに行く人に提供したいという思いがあるのでしたら、3つの内どれかでもいいので、食材にこだわってみて下さい。

 

中でも、やはりチーズが一番味に直結しやすく分かりやすいのでおススメです。

 

チーズは輸入品が多い為、今は円安の影響もあって高い物になると数千円しますが、少ない量にすれば負担になりにくいですし、何よりも普段食べているカルボナーラが本当に別物に思えてくるほど見違えます！

 

パルミジャーノ・レッジャーノがベストですが、グラナパダーノ（レッジャーノよりも大衆向けのチーズ）でも普段使っている粉チーズとは違うものになると思いますよ。

 

フランスのコンテチーズもパルミジャーノと同じくハードタイプで味が強いのでカルボナーラに合います。

 

いずれもおろし金で粉状にした上で使用してください。

 

 

湯切りなしペペたま

 

※写真を掲載予定です

 

次にご紹介するのは簡単パスタの代表格の一つ、ペペたまです。

 

キャンプに行く際に大半の人が思うこと…「荷物をなるべく少なくしたい。」

 

単純な重量もそうですが、アイテムの種類や数が増えれば増えるほど事前の準備や、当日キャンプ場での、”どこに何を入れたか問題”が発生して大変になりますよね。

 

その中でも、ご飯はキャンプでの最大のイベントとも言えるものですから、どうしてもトータルでのアイテム数が多くなりがちです。

 

「キャンプの花形だし食材が増えるのは仕方ないんじゃない？」という声も聞こえてきそうですが、たまには簡単で食材の種類もそこまで必要としない時があっても良いじゃない！って事で、簡単且つ美味しいぺぺたまをご紹介致します！

 

 

◆分量1人前　乾麺100g計算

 

 

※上記のレシピで少し物足りないという方は玉ねぎスライスを30g程度加えると甘みや旨みが増して、より満足度が高まると思います

※ペペロンチーノと言えばパセリですが、今回は卵が入る為、卵と相性の良い（万能）ねぎもアリだと思います

 

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1．メスティンにオリーブオイルとにんにくのみじん切り（スライスでも可）、鷹の爪を入れて火にかける

⇒コールドスタートで弱火でお願いします

 

2．にんにくの香りが立ってきたら水を200CC加えて沸騰まで火を強める

⇒にんにくの香りを引き出すか引き出さないかで最終的な完成度に違いが生じます。

 

3．沸騰後、パセリor万能ねぎ（仕上げ用に少し残しておく）を加え、続けてパスタ100gを半分に折って入れる

⇒パスタ投入後はパスタ同士がくっつかないようにかき混ぜ中火をキープします。

焚き火台の場合は沸騰した水が溢れない状態をキープして下さい。

（パスタに限らず麺を茹でていると沸騰した時にゆで汁が溢れ出ることがありますが、それが起こらないくらいの火加減です）

 

4．パスタの表記茹で時間の2分前になったら醤油と昆布茶を入れる

⇒最後に卵が入る為ここでの味見は必要ありません。

ただし、水分量だけは注意して見ておいてください。最後に全卵が入る為そこまで水分は必要ありませんが、パスタがメスティンに焦げ付かない程度は必要です。

 

5．表記時間になったら火から外し、卵と韓国唐辛子を加え一気にかき混ぜる

⇒ここで初めて味見をします。全卵を入れているので濃いということはないと思いますが…

足りなければ醤油を足して調えます。

※卵にどこまで火を入れるかは好みですので、かき混ぜた後に再度火にかけるのもアリです

 

6．仕上げ用のパセリor万能ねぎと粉チーズをかけて完成

⇒パスタの熱で卵にある程度火が入ることでソース状になってくれます。

 

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韓国唐辛子は業務スーパーなどに置いてありますが、一袋の量が多いのでカビが生えないように冷凍保存するなど工夫してください。

 

無くても大丈夫ですが、入れることで独特な香り辛み甘みが加わるので、韓国系の料理が好きな方にはオススメです。

 

また、今回のレシピは、よりシンプルに！を目指した関係で具材はほぼ入れませんでしたが、ベーコンやソーセージなど肉類を入れてもいいでしょうし、野菜ももちろん合うと思います。

 

元がシンプルである為、大抵の食材は受け入れることができる”懐”は持っていると思いますよ！

 

 

まとめ

 

 

今回は、『キャンプでパスタを作るなら湯切りなしがラク！！』というタイトルで、メスティンでも作れるキャンプ飯、湯切りなしパスタを２種類ご紹介致しました。

 

どちらも食材を殆ど入れていないシンプルなレシピですので、アレンジは大歓迎です。

 

特にペペたまは色々できると思いますので、ぜひ挑戦してみて下さい！

 

最後になりますが、キャンプって失敗も含めて良い思い出になりますよね。

 

とは言え、どうせならいい思い出にしたいですよね？　誰かに頼りがいのある姿を見せたいと思っている男性なら尚更です！

 

ぜひ、自宅で練習がてら、一度や二度作ってみてから本番のキャンプに臨むことをお勧め致します！

 

失敗の確率が下がるのはもちろんですが、家で作っていることで次の調理工程の想像ができるので、調理中のもたつきも減って周りの人にカッコいい姿を見せることができるかもしれません(笑)

 

また、もし可能であれば、キャンプ場にカセットコンロ（あればシングルバーナーコンロ）を持っていくことも検討しておきましょう。

 

他に火の管理をしてくれそうな人がいれば別ですが、調理に集中していると火の状態まで意識が回らず、薪や炭がなくなりかけて火力が足りないという事にもなりかねません。

 

火力のコントロールが容易なカセットコンロ（バーナーコンロ）を持っていくことで、調理にも余裕が生まれると思いますよ。

 

 

それでは素晴らしいキャンプライフになることを祈っております！