キャンプでパスタを作るならこれ!簡単で美味しいレシピ3選
こんにちは!
アウトドアメーカー over north Web担当のこばです。
今回は『キャンプでパスタを作るならこれ!簡単で美味しいレシピ3選』ということで、元イタリアンの料理人である私が、キャンプで簡単に作れるパスタレシピを3つほどお伝えしたいと思います!
麺に関しては少し前の記事でご紹介した、ハーフボイルドパスタを使用します。
ハーフボイルドパスタをなぜ使うのか、また、その仕込み方などに関しては、下記のリンクから記事をご確認頂けますと幸いでございます。
キャンプ場でのパスタの茹で汁どうする?問題
もちろん現地で乾麺から茹でてもいいですし、茹でる手間が面倒なら冷凍パスタを使ってもいいと思います。
(冷凍パスタも2分ほど茹でる必要はありますが、ソースによっては直接投入も問題ありません。冷凍生パスタは茹で必須ですよ)
冷凍パスタは業務スーパーなどで売ってますので(置いてない店舗もあるかもなのでご注意を)、キャンプ場への道中で購入するのもアリですね!
冷凍生パスタの場合は基本的に通販だと思いますので、目にすること自体あまりないかもしれません。
現地で茹でる場合は洗い場がしっかりと整備されているかを確認しておきましょう。
洗い場が整備されてないところや、サイトから洗い場までが遠くなっているところでは、ゆで汁どうする?問題が勃発します。
近くの地面に捨てるのはもってのほかですので、事前にリサーチしておくことをオススメ致します。
無料キャンプ場の場合は半分野営地みたくなっているところもあり、洗い場が整備されていないところもありますので注意が必要ですし、有料キャンプ場の場合も洗い場の位置はしっかり確認しておくことが重要です。どうせなら、洗い場から近い位置の区画にしたいですよね。
人数が多いなら、ゆで汁をそのままスープにしてしまうのも手です。
2~3人だと飲み切れず、新たにスープどうする?問題が勃発してしまいますが、6人以上なら恐らく飲み切れますので、スープにも挑戦してみましょう!
既に茹で汁に適度な塩味が付いていると思いますので、適当な野菜と顆粒だしがあれば形になると思います。
さて、前置きはこのくらいにしまして、レシピをご紹介していきたいと思います。
厚切りベーコンのアマトリチャーナ
◆分量1人前 乾麺100g計算
ベーコンブロック | 50g以上(拍子切りもしくは短冊切り) |
玉ねぎ | 中くらい1/4個(繊維に沿って薄めにスライス) |
オリーブオイル | 大1.5 |
あらごしトマトパック | 1/2p(180~200g前後) |
昆布茶 | 小2 |
水 | 300CC |
塩 | 適宜 |
ブラックペッパー | 適宜 |
粉チーズ | 適宜 |
↓お好みで↓ | |
にんにく | 1かけ(スライスorみじん切り) |
※トマトらしい赤色を出したい方は、あらごしトマトの量を減らしトマトペーストを入れてみて下さい
1.オリーブオイルでベーコンを軽く炒めたら玉ねぎと塩を一つまみ加え炒める
⇒にんにくを入れる場合はベーコンをある程度炒めた後に入れて下さい。焦げ防止です。にんにくの香りが出てきたら玉ねぎ(+塩一つまみ)を入れます。
火力の調節ができる場合は、にんにくとオリーブオイルを入れてから弱火にかけ、にんにくの香りを十分に引き出してからベーコンを入れた方が最終的な完成度が高くなると思います。
ベーコンは入れれば入れるだけ美味しいので、50g以上とさせて頂きました(笑)。ですので、お好みの量を入れて頂いて問題ありません。ただ、最終的な塩味に影響しますので、多くても80gくらいが限度かと思います。
2.玉ねぎがしんなりしてきたら、あらごしトマトを入れる
⇒あらごしトマトは基本的にどこのメーカーでもいいのですが、個人的にはイオンのPB商品のコスパが良く気に入っています。
メーカーによって内容量が違うと思いますので、200gを目安に入れて下さい(トマトが多い分にはそこまで気にならないと思いますので、多めに入れてしまっても問題ありません)
よりトマトらしい色合いや、より強い風味を求める方はトマトペーストを入れるのも手です。大概のイオンであれば、あらごしトマトの近くに置いてあるかと思います。
※トマトペーストの量によっては最終的な塩味に影響してしまうので、入れ過ぎにはご注意下さい
3.全体的にある程度まとまってきたら水と昆布茶を加える
⇒昆布茶の量による塩味はあくまで目安です。ベーコンの量により塩味が変化するので、最終的には塩(分量外)で調整して下さい。
昆布茶は塩味だけでなく旨みと甘みもプラスするので、最初に少なくして旨みが足りないと思ったら後で足すことは問題ありませんが、入れ過ぎはソースのバランスを壊すことに繋がるのでお気を付け下さい(上でも書きましたが最終的な塩味調整は塩で行いましょう)。
最後に粉チーズを振るので、ソース自体は多少塩味が足りないくらいがいいかもしれません。
現地でパスタを別鍋で茹でる場合は、ソースに入れる水の量を半分にして下さい。(ゆで汁をソースに入れる場合は、全体の塩分量に注意しつつ入れて下さい)
4.周りが沸々としてきたら、ハーフボイルドパスタを入れてほぐす
⇒現地で茹でる場合は表示2分前に取り出し、ソース全体が軽く沸いたところに投入します。
5.いい感じに水分が蒸発してきたら(パスタ投入後1分半~2分加熱)盛り付け、粉チーズ・ブラックペッパーを振って完成
⇒水分は少し多い方がいいので、煮詰めすぎてしまったと感じたら水を足して再度沸騰させてください。お湯がある場合は再沸騰させる必要がないのでおすすめです。
アマトリチャーナは元々イタリアのローマ近郊にあるアマトリーチェという地域で作られていたトマトソースパスタです。
本当はベーコンではなくパンチェッタもしくはグアンチャーレ、粉チーズもペコリーノ・ロマーノという塩辛い山羊のチーズを使うのですが、それらを揃えるのに苦労しますし、何より全体的に食材費が高くなってしまうということで手に入りやすい食材でアレンジしております。
私はベーコンの燻製風味がトマトソースに溶け出しているのが好きなので、個人的にはこっちのレシピの方が好きですけどね。
どうせキャンプで作るなら少しリッチに!ということで、厚切りベーコンをチョイスしましたが、スライスベーコンでも問題ありません。
鶏もも肉と九条ネギの和風ペペロンチーノ
※写真を掲載予定です
◆分量1人前 乾麺100g計算
鶏もも肉(自宅で一口大にカット) | 80g前後 |
九条ネギ | 1本(斜め薄切り) |
※手に入らなければ長ネギでもOK | |
ごま油 | 大1 |
にんにく | 1かけ(薄切り) |
白だしorめんつゆ | 大1 |
※濃縮割合で多少変わりますので、少しずつ加えて好みに調整して下さい | |
水 | 300CC |
塩 | 0.8g |
七味唐辛子 | 適宜 |
柚子胡椒 | 適宜 |
刻みのり | 適宜 |
※にんにくの香りが好きな方はみじん切りでもいいですが、相対的に九条ネギの香りが弱くなるのでにんにくは薄切りがおススメです。
1.塩を揉み込んだ鶏もも肉の皮目を下にしてごま油でソテーする
⇒皮目から焼いて鳥皮の油を抽出していきますが、あくまで具材なので、そこまで念入りにやる必要はありません。
2.全体を軽くソテーしたら、にんにくと九条ネギの白い部分を入れ火を通す
⇒長ネギの場合は全体の1/4を入れて下さい。
ごま油に、にんにくとネギの香りを移します。
3.水⇒白だし(めんつゆ)の順に入れ温度が上がるまで待つ
4.周りが沸々してきたら、ハーフボイルドパスタを投入する
⇒麺はすぐにほぐしておきます
5.水分が半分以下になり、麺に火が入ってきたら味見をする
⇒塩(分量外)や水で調整し、問題なければこの段階で火から外します。
6.残りの九条ネギを入れてあおる
⇒あおれなくてもかき混ぜるだけでもOKです。
⇒ここで、隠し味として柚子胡椒を小1/2程度加えてもいいです。
7.盛り付けたら、お好みで刻みのり・七味をかけ、柚子胡椒を添える
つまみにも食事にもなる万能パスタです!
最近は栽培する地域が増えてきて若干手に入りやすくなった印象のある九条ネギですが、手に入りにくい地域もあると思いますので長ネギでも問題ありません。
醤油の香りが好きな方は麺つゆの方がいいかもしれません。(麺つゆなら断然、創味の麺つゆがおすすめです!)
個人的には、白だしの方が味がまとまる感じはします(白だしの種類によりますが…)。
ネギの大部分を最後に入れることによって、火を通し過ぎずに食感と香りを楽しめます。
最後にネギを入れるタイミングで、追いごま油(少々)をすることで、更にごま油の香りが際立ち美味しくなります。
簡単明太子パスタ
※写真を掲載予定です
◆分量1人前 乾麺100g計算
明太子 | 1本(大きさの大小があるので大体40g前後あれば。たらこに変更も可) |
昆布茶 | 大1/2 |
料理酒 | 大1 |
バター | 大1(固いより多少柔らかくなっている状態がベター) |
大葉 | 1枚(粗みじん切り) |
刻みのり | 適宜(嵩張りそうならポリ袋に必要な分だけを移して持っていく) |
水 | 適量(茹でる用) |
塩 | 茹でる水の1%(水の量が分からなければ、味見した時に若干薄いけど美味しい位を目安に) |
1.明太子の皮に包丁を入れ、中身を扱き出す
⇒皮は使いませんのでチューブタイプでも可です。ただ、チューブタイプは中々売っていない且つ、なぜか不味いものもあるので注意が必要です。
2.盛り付ける皿に1の明太子⇒昆布茶⇒料理酒⇒大葉⇒バターの順に入れ、箸やフォークで軽くかき混ぜておく
⇒箸やフォークは食べる時も同じものを使います。(ゴミや洗い物は極力減らした方がいいですよね)
3.表記通りに茹でたパスタのお湯を切り、1の皿に盛る
⇒2の上に蓋をするようなイメージで盛って下さい。
4.パスタが冷めない内に(くっつかない内に)皿の上で混ぜ合わせ、刻みのりを乗せる
⇒パスタの熱で料理酒のアルコールが飛んでバターも溶けるので、混ぜ合わせるだけで調理が完了します。
正直、このパスタは乾麺からの茹で上げを調理するのが一番美味いです。
(事前にハーフボイルしたとしても、調理工程上、どうしても現地で再度茹でる作業が発生してしまうので、今回はゆで上げのレシピにしました)
なので、正直このパスタに関してはハーフボイルドパスタを使うメリットがあまりありません…
早く茹で上がるくらいですかね(笑)
でも簡単に美味しく作れてしまうので、紹介しちゃいます!
このパスタは、食べる人がそれぞれ自分で調理の仕上げ(かき混ぜる)をするようにアレンジしているので、ゆで汁を捨てられる環境さえ整っていれば結構おすすめのメニューです(大人数の場合、調理担当者が楽できます(笑))
もしくは、ゆで汁はそのままスープにしてしまってもいいかと思います!
最初にも軽くご紹介しましたが、パスタを茹でた段階で、ある程度の塩味は付いていると思いますので、その時に余ってそうな野菜たち(長ねぎか玉ねぎがあると最高)を入れてもいいでしょうし、予め乾燥わかめ(+白ごま)と鶏がらスープの素、そしてごま油(←重要です!)を持っていけば、あとは足りない分を醤油(風味付けで日本酒があると最高)の味と香りでまとめて完了です!
それと、調理の最後にたらことパスタを混ぜ合わせる必要が出てくるので、食べる際は敢えてフォークではなく箸の方がいいと思います!かき混ぜる際にパスタを落とす人が出ないように、お皿も深めを用意した方が良いかもしれませんね!
一つ注意点として、このパスタは汁気がないので一気に食べると喉を詰まらせやすいです!必ず、近くに水分を置いておくか、少量ずつ食べ進めましょう(経験者は語る…)。お腹が空いてると一気に食べたい欲が出てきますが、油断していると大変なことになるのでご注意を…!
キャンプでパスタを作るならこれ!簡単で美味しいレシピ3選のまとめ
今回は『キャンプでパスタを作るならこれ!簡単で美味しいレシピ3選』と題して、キャンプ飯として重要な、”簡単”と”美味しい”を両立するパスタレシピ3選をご紹介致しました。
同じ系統の味が被らないようにしてみましたが如何でしたでしょうか?
特に3つ目の明太子パスタは普段料理をしない人でも簡単に作れますし、フライパンも使わず洗い物もそこまで増えないので本当におすすめです!
一点、茹で汁の処理方法だけは事前に考えておいてくださいね。
スープに昇華させるのが無駄がなく一番いいかと思います!
大葉はキッチンバサミでも問題ありませんのでご安心を。
因みに明太子と大葉の相性は最強なので、ぜひ入れることをおすすめします!
ファミマの明太子パスタを余裕で超えてしまうほどの美味しさです(笑)
キャンプでパスタを作るというとハードルが高そうなイメージですが、自宅で半茹で状態にして持っていくハーフボイルドパスタ(名前が長い…)を駆使することによってワンパン調理が可能になります。
それこそ、200CC程度の水(火加減によります)とレトルトミートソースでボロネーゼも簡単にできますので、そう考えるとハードルも少しは下がるのではないでしょうか。
もちろん、キャンプ飯としてだけでなく自宅でも作れるレシピですので、キャンプに行く前の予行練習として自宅で作るのもアリですよ!
冬用にスープパスタレシピも作りましたので、お時間ございましたら引き続きご覧ください。
某チェーン店のスープパスタを再現(?)しております!
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
関連情報
世の中にないものを提供する | over north(オーバーノース)
over north(オーバーノース)では、長年培ってきた金属加工の技術を活かして、世の中にないものを提供することを目指し、金属製アウトドア用品・家庭や飲食店での使用を想定したオシャレな金属皿を取り揃えております。グリルプレートや焚火台、メスティンの蓋のロックパン等の開発・製品化もしており、材質は鉄やステンレス、チタンなどさまざま。ソロキャンプにもおすすめです。
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