メスティンがIH対応に変身!驚きの方法とは?
こんにちは!
アウトドア用品メーカー over north WEB担当のこばです。
今回もブログをご覧頂き、ありがとうございます!
今回の記事ではメスティンをIH対応にする方法をご紹介していくのですが、この記事にたどり着いた方にとって最早メスティンは、なじみのある道具になっているのではないかと思います。
あなたが普段、メスティンをどのように使用されているか定かではありませんが、2020年頃からのメスティンブーム以降、自宅での調理器具としてメスティンを使用されている方も増えてきたように感じます。
理由は人それぞれかと思いますが、アウトドアの延長として小さな非日常を味わえるというのも理由の一つかなと思ったりしているのですが、どうなんですかね。
一方、キッチンの形態で最近増えてきているのがIH。
料理好きの方を中心にガスコンロも根強い人気ですが、正直、安全面から言ってしまいますとIHに軍配が上がるのは疑いようのない事実だと思います。
それ以外の理由として、オール電化住宅を選択することで必然的にIH一択になるというのもありますね。
そんなIHですが、今までのガスコンロとは決定的に違う点があります。
それは”使う鍋やフライパンを選ぶ”ということです。
切り替えた当初に戸惑ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
捨てるのももったいないし、IH対応ではない鍋を使いたい時にはカセットコンロで。という方もいらっしゃると思います。かく言う私もその一人です!(笑)
残念ながら、IH対応ではない中にメスティンも入ってしまう訳なんですが、実は、ある道具を使うことによって、メスティンがIHで使えることが分かってしまいました!
こうやって書くと、何か危ない裏技なんじゃない?と思ってしまう方もいるかもしれませんが、至って安全ですし誰にでもできます!ただ、一つだけアイテムは使用しますけどね。
メスティンは○○なので、IHで使えない…
IHに対応させる方法をご紹介する前に、まずは、先ほども軽く触れたIHに対応していない(反応しない)鍋やフライパンの種類を見ていきたいと思います。
・雪平鍋(軽くて便利ですよね)
・ソテパン(主にパスタ調理で使用する銀色のフライパン)
当然、上記以外にもあるかと思いますが、雪平鍋に関しては使い勝手が良いので、馴染みのある方も多いのではないでしょうか?
ソテパンは主にプロの料理人用なので使っている方は少ないかもしれません。
実は、これらの鍋とメスティンにはある共通の特徴があるんですが、お分かりになりますでしょうか?
分かった方は、結構な料理好きだと思います!
正解は・・・
アルミ製であるということです!
そう、アルミ製の鍋はIHに反応しないんですよね・・・他にも、銅製品の鍋もIHでは使えません。
どちらの金属も熱伝導率が高く、優秀な調理器具なのにIHで使えないというのは何とも悲しい事実です。
その理由としてIHの仕組みが関わってくるのですが、説明していると長くなってしまうので、次の章で軽くご説明したいと思います。
IHの仕組み
IHは、磁力を利用して電流を流し、その際の鍋とIHの間に発生する電気抵抗によって加熱する、電磁誘導加熱という方式が採用されています。
つまり、磁力がうまく通過しない、簡単に言えば磁石が付かない金属であるアルミや銅はIHには不向きということなんですね。
最近では、アルミや銅の鍋も使えるオールメタル対応のIHも発売されているようですが、やはりと言いますか、価格は通常のIHクッキングヒーターよりもお高いようです。
しかも、オールメタル対応とは言え、元々金属が持っている性質(磁石化しない)を無視してIHに対応させていることになるので、アルミや銅を加熱する際、鉄やステンレスよりも多くの電力を使用しなければならず、その分、電気代に跳ね返ってしまうみたいなんですよね。。。
イニシャルコストだけではなくランニングコストも高くなってしまうとなると、家計に相当な余裕がない限り変えようとは思いませんよね。
IH対応の雪平鍋やソテパンも
IH対応にする方法を早く教えてくれ!と思われている方もいらっしゃると思いますが、次の章でご紹介しますのでもう少々お待ちください。
このように、IH側を変えようとすると結構な経済的負担になってしまいますが、鍋の方を変えるならそこまでの負担にはならないですよね?
実は、ここ5年くらいでIHに対応した雪平鍋やソテパンも出始めているんです。
特徴的なのが、テフロン加工されている鍋が多いということ。
分かりやすかったソースの色がテフロンですと分かりにくくなるというデメリットはありますが、今までのアルミ鍋というと食材がくっつきやすいという弱点があったので、それが解消されたというのは大きなメリットかなと思います。
その分、価格は上がってしまいますが。。。
一方のメスティンは、元々が屋外用、直火用ですから当然IH対応なんて出るはずがありません(断言してますが、既に発売されていたらごめんなさい。鋳物メスティンなら使えるかもしれませんが重いですよね…)。
今後、車中泊が今以上に世の中に浸透し、車内でIHクッキングヒーターを使うというのがメジャーになってくれば、なくはないと思いますが、可能性としては低いでしょう。
メスティンがIH対応になる裏技が存在した!
IH対応のメスティンが発売される可能性の低さが分かってしまったところで、お待たせいたしました! ここからはメスティンがIH対応になる方法をご紹介していきたいと思います!
その方法とは、メスティンの底に磁力を通す金属である鉄を重ねる(スタッキングする)ということです。
IHとメスティンとの間に鉄を嚙ませることによって、IHが機能し熱が発生します。
IHによって発生した熱自体は当然接している鉄に行きますが、鉄と接しているメスティンは熱伝導率の高いアルミ製ですから、必然的にメスティンにも熱が伝わり、調理にも使えるという訳です。
この方法によって、ご飯を炊くこともできてしまいます。
直火に当てているわけでもないので、メスティン自体の炎による消耗もほぼありません。
メスティンをIH対応にする為の鉄板は?
原理は分かったけど、メスティンに重ねられる鉄板なんてどこにあるの?って当然思いますよね?
まさか、メスティンの大きさに合う鉄板を自分で探してきて下さいと…?とはさすがに言いません!(笑)
メスティンにピッタリな鉄板があるんです!
それがこれ!
弊社の人気商品ロックパンSになります!
実はこの商品、メスティンの蓋になる鉄板というコンセプトで開発されまして、メスティンの蓋として使用した場合はこうなります!
こうやってメスティンの蓋にすることで、メスティンで炊飯をする際のネックとなっていた吹きこぼれや、吹きこぼれ時に内部からの圧によって蓋が浮き上がってくるのを予防・軽減できるんです(蓋の浮き上がりは完全に防止できますが、吹きこぼれは若干残ります)。
鉄板なので1枚目の画像のように裏返すことでフライパンとして使用でき、目玉焼きやステーキ、縁が立ち上がっている利点を活かして餃子の蒸し焼きにも対応できるという、蓋との2WAY仕様になっています。
ロックパンSを嵌めるメスティンの構造上、底と上部の蓋付近の寸法はほぼ同じなので、蓋になるのであれば底にスタッキング出来るはずということで試した結果、持ち運び時にも便利で、しかもアルミ製のメスティンがIH対応に変身するというカスタムパーツ的な使い方もできることを発見してしまったという訳です。
↑ちょっと見にくいかもしれませんが、メスティンの底にロックパンSをスタッキングしている様子です。
この状態であれば、IHクッキングヒーターでメスティンを使用することができます。
正直、メスティンを上回る大きさの鉄板(フラットなタイプ)であれば、恐らく”メスティンをIHで使う”という目的は果たせそうな気はするのですが(実際に試したことがないので、あくまで推測ですが)、ロックパンSの場合は”蓋として使う”という大前提がある分、縁が立ち上がっている為、メスティンを熱が包み込む感じになり、直火に近い感覚で調理することができます。
もちろん、直火ではないので、安心して調理することができるという訳です。
まとめ
今回は『メスティンがIH対応に変身!驚きの方法とは?』と題して、”メスティンの蓋になる鉄板”ロックパンSをメスティンの底にスタッキングすることによって、IH対応に変身させる方法をご紹介しました。
ここで白状しますが、正直なところ今回の方法は、ロックパンSのご購入者様からのレビューによって気付かされた方法になります。
ロックパンSを発売する前からメスティンの底にスタッキングできることは分かっていましたし、発売当初からそういった説明の発信も行っていたのですが、それはあくまでも収納時や持ち運び時の利便性を考えてのご提案でしたので、このレビューを見た時は目から鱗状態でした。
せっかくなので、その時のレビューをここで引用させて頂きたいと思います。
本来の使い方と違いますが、底に置いてIHでも使えそうです。
車内での利用で火を使いたくなかったためこのように使えるとさらに便利だと思い購入したので満足です。
冷凍餃子、焼肉等美味しく頂いています。
良かったのはメスティンの下に装着してIHが使えるので固形燃料やカセットコンロを車内で使わなくなり安全な車中泊で楽しんでいます!
昨今のキャンプブームはキャンプ人口の裾野を広げたという意味ではとても良かったのですが、同時にそういった場所での犯罪率を押し上げてしまったようにも思います。
悲しいかな、人が集まるということはそういったことも増えてしまうということなんですかね。。。
当然、昼間の活動時も油断はできませんが、夜の就寝時は無防備になる分、更に危ないのは間違いありません。
特に女性のソロキャンパーにとっては、一人でキャンプしたいけど襲われないかが心配というジレンマが常に付きまといます。実際、数年前にそういった事件もありましたしね。。。
催涙スプレーやテント内への侵入を防ぐ簡易式ロックなどもありますが、正直弱いのは疑いようがない事実です。
一方で、その心配を一気に軽減してくれる方法として大いに注目されたのが車中泊な訳ですが、車中泊はある意味密閉空間です。
それに車内で火を使えば火事の心配もあるわけなので、そこでガスコンロやバーナーコンロを使う訳にはいかないんですよね。。。使う人もいるのかもしれませんが(いや、いないか…)。
窓やトランク部分を開ければ換気はできますし、食事を作る時だけ外で。という方法も取れなくはないですが、防犯性能は下がりますし、火事の心配は依然残ります。
そんな時に便利なのが携帯用のIHクッキングヒーター。
電源を確保する必要はありますが、直接火が出るわけではないので車内にはピッタリな熱源と言えます。
ただこれだけですと、お湯を沸かしてカップラーメンをすする機会ばかりが増えてしまいがちです(そういう時のカップラーメンこそ美味しいんですけどね(笑))。
車内でメスティンが使えたら色々できるのに…
そんな時にロックパンSを使ってみてください!
メスティンでご飯を炊いた後、ご飯の蒸らしの最中にロックパンSをフライパンとして使うことでおかずを作れますし、板厚3.2㎜なのでステーキもおいしく焼けちゃいますよ!
もちろん、自宅のIHクッキングヒーターでも活躍してくれることは間違いないでしょう!
ということで、今回は『メスティンがIH対応に変身!驚きの方法とは?』という内容でお送りいたしました。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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over north(オーバーノース)では、長年培ってきた金属加工の技術を活かして、世の中にないものを提供することを目指し、金属製アウトドア用品・家庭や飲食店での使用を想定したオシャレな金属皿を取り揃えております。グリルプレートや焚火台、メスティンの蓋のロックパン等の開発・製品化もしており、材質は鉄やステンレス、チタンなどさまざま。ソロキャンプにもおすすめです。
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