メスティンで本格ドリアを作る!~まるでミラノ風ドリア?~
皆さん、こんにちは!
over north WEB担当のこばです。
巷は春の陽気で桜の開花も早まっているみたいですね!
冬の間、キャンプをお休みしていた方にとっては、いよいよシーズン到来といったところでしょうか?
さて今回ですが、キャンプ飯レシピ企画第5弾、『メスティンで本格ドリアを作る!~まるでミラノ風ドリア?~』と題して、少しレベルアップしましてドリアに挑戦してみたいと思います!
とは言え、あくまでも屋外での調理を想定している為、なるべく簡単にできるようにレシピを調整しております。その点はご安心下さい!
ドリアを仲間やパートナーの前で披露すれば、一目置かれること間違いなしです!たぶん(笑)
それでは、進めて参りましょう!
メスティンで作る本格ドリアの前に
今回のレシピは、現地での調理をスムーズに行う意味でも、ある程度自宅で仕込みを済ませるという前提の元に進めていきます。
ずばり、予め仕込んでおくのは、ドリアの肝となるベシャメルソース(in 具)です。
私のレシピだと、具入りベシャメルソースを作るのもそこまで時間はかかりませんが、かと言って全てをキャンプ場で作ろうとすると、2時間近くはかかってしまう計算になります。
且つ、洗い物も増えてしまいますので、ドリアの工程の中でも一番手間と時間が掛かる具入りベシャメルソースは自宅で仕込んで現地に持っていくのが良いという考えからです。
因みにベシャメルソースは、仕込んだ後に粗熱を取ってから冷蔵庫に入れておけば2,3日は持ちます。
ですので、前日もしくは前々日に仕込んでおくのが良いかと思います!
上記を踏まえまして、レシピに入っていきましょう!!
メスティンで作る本格ドリアレシピ
〇チキンカレードリア(仕込み編)
具入りベシャメルソース(自宅での仕込み)※750mlメスティン約2~3回分 | ||
鶏むねorもも肉 | 約200g | お好みでお好きな部位をお使いください |
玉ねぎ | 50g(約1/4個) | 甘さやコクを出したい人は多くても〇 |
薄力粉 | 大さじ2 | ふるいにかけるので、100均等で柄付きのザルを用意しておくと便利です。米粉でも大丈夫です |
バター | 15g | 無ければサラダ油やピュアオリーブオイルでも |
牛乳 | 200cc | 好みの固さによって調整して下さい |
白ワイン | 20cc | 入れずとも作れますが、出来上がり時の香りに差が生じます |
ニンニク(みじん切り) | 1片 | ガツンとさせたくなければ入れなくとも構いません |
塩 | 少々 | ドリアのソース(後ほど登場)の塩分もありますので、この時点では少しもの足りないくらいで良いかと思います |
ホワイトペッパー | 少々 | ブラックペッパーは香りが強いので、ホワイトがおススメです |
ローリエ | 1枚 | 無くても問題ありませんが、甘い香りによって小麦粉などの臭みを抑えてくれます |
■手順
1.玉ねぎは繊維に沿って薄くスライス、鶏肉は一口大にカットしておく
2.冷たい状態の鍋(自宅での仕込みにはメスティンではなく手頃な鍋をお使い下さい)にバター、ニンニクを入れ火をつける
⇒弱火です
3.ニンニクの香りが立ってきたら、玉ねぎを入れる
⇒ニンニクを入れない場合はバターが溶けたタイミングで玉ねぎを入れます。ニンニクがきつね色になる前に玉ねぎを入れた方が仕上がりの色が綺麗です。
(玉ねぎを入れることで鍋の温度を下げることができ、ニンニクの色づきを抑えることができます)
4.塩(分量外)を少々入れ、玉ねぎから水分を出させる
⇒中火にします。ここでの塩は味付けではなく玉ねぎから水分を出す為なので、ほんの少しで大丈夫です。
5.玉ねぎがしなって来たら鶏肉を入れて炒め、塩・ホワイトペッパーでだいたいの味を付けておく
6.ある程度炒めたら白ワインを入れる
7.アルコールが飛んだ段階で薄力粉をふるいながら入れる
⇒具材と白ワインの香りが馴染んで全体の香りが変化したらアルコールが飛んだ証拠です
8.薄力粉の粉臭さを消す為と旨みを増幅させる為に5分ほど炒める
⇒薄力粉の影響で炒めにくくなり、若干、腕の力が必要になりますので頑張ってください(笑)
粉を入れることで焦げやすくなるので、弱火に落とします(多少きつね色になっても問題ありません。それが旨みの素です)
9.牛乳を少しずつ加えて伸ばしていき、ローリエも加える
⇒予め人肌以上に温めておくとダマになるのを防げます
10.好みの固さになったら味見をして、足りなければ塩を追加して完成(個人的には想像よりも水分多めで仕上げた方が良いかと思います)
⇒カレーとチーズの塩味が加わるので、ここでは少し薄めと感じる塩加減で大丈夫です
11.粗熱を取ってからタッパー等に移し、キャンプ当日まで冷蔵保存しておく
⇒タッパーの蓋をする前にソースにラップを密着させておくことで、日持ちがよくなります
〇チキンカレードリア(当日調理編)
チキンカレードリア当日の調理(完成まで) | ||
具入りベシャメルソース(仕込んだもの) | 仕込んだ分全て | 多いと思ったら減らしてもいいです |
ご飯 | メスティンの2割程度の量(自宅で炊いたもの) | キャンプ場で炊いても! |
マヨネーズ | 3㎝弱(本来の太い口の方で) | |
ピザ用(シュレッド)チーズ | 好みの量 | |
ゴーダチーズ | ピザ用チーズの1/4くらい | 無くても良いのですが、仕上がりの香りが段違いになります |
粉チーズ | お好みの量 | |
レトルトカレー(お好みのやつ) | 1/2袋 |
■手順
1.メスティンにご飯を入れ、マヨネーズを混ぜておく
⇒風味付けと焦げ付き防止の油コーティング用なので、混ざりきらなくてもある程度で問題ありません。
また、マヨネーズではなくバターですと、もう少し上品な味に仕上がります。
(混ぜる際、メスティンの内側に意識的にマヨネーズを塗っておきますとチーズ等のくっつき防止になります)
2.ご飯の上に具入りベシャメルソースをメスティンの6,7分目位までのせる
⇒ベシャメルソースが固まっていて広げにくい場合は、一度シェラカップに入れて温めるのも手です。
この上にカレーとチーズが入るので、その分を計算して入れて下さい。
※ご飯が一番下だと焦げるのが不安という方は、手順1,2を入れ替えて頂いても構いません
3.レトルトカレーを入れる
⇒カレーとベシャメルソースの比率はお好みで変えて頂いても問題ありません。
カレーをミートソース(ミラノ風ドリア?(笑))やハヤシライスソースに変えても美味しいです!
4.チーズをのせる
⇒ピザ用チーズ⇒ゴーダチーズ⇒粉チーズの順にのせて下さい
5.焼きの工程へ
メスティンでドリアを作るポイント
チーズまでのせたら、あとは焼く工程のみとなるのですが、実はここからがメスティンでドリアを作る上での最大のポイントになります。
ドリアに限らず、グラタン、ピザトーストなど、チーズが主役級の働きをする料理では、そのチーズが溶けて香ばしい焼き目が付いている状態が最高じゃないですか。
自宅ではトースターやオーブンなどの文明の利器を使うことで、その状態に持っていくことが可能ですがキャンプ場ではそうはいきません。
ダッチオーブンを使えば簡易オーブンを作り出すことは可能ですが、その中にメスティンを入れるのはちょっとできませんよね。。。
そんな時に登場するのが、メスティンの蓋になる鉄板”ロックパンS”という訳です!
弊社のブログを定期的にチェックして頂いている方にとっては、想像通りだったのではないでしょうか(笑)
そうなんです。今回もロックパンSが大活躍します!!
このロックパンSを使うことによって、メスティン自体を簡易オーブンとして機能させたいと思います。
ロックパンSと焚き火でメスティンをオーブンに!
では、どのようにメスティンをオーブンとして機能させるのかですが、先ほどご紹介したようにロックパンSは”メスティンの蓋になる鉄板”です。
ここを最大限に活用します!
■手順
1.ロックパンSをメスティンに嵌める(ロックパンSをメスティンの蓋として使います。対応するメスティンであれば嵌りますので、キッチリ嵌めて下さい※1)
⇒メスティン付属の蓋は使用しません。ドリアが出来上がった後の取り皿等にお使いください
2.メスティンをバーベキューコンロ(焚き火台)の弱火ゾーンに置く
⇒下からの熱はそこまで必要ありません。一番下がご飯ですので、強すぎるとご飯が焦げます。
3.バーベキューコンロ内の炭を3個程度ロックパンSの上にのせる(ダッチオーブンの要領です)
⇒現物を手に取って頂ければ分かりますがロックパンSには縁に行くに従って若干の傾斜がございます。炭を載せる際は滑り落ちて火傷をすることのないように注意しながら乗せてください。
4.この状態で8分~12分待つ(上下からの熱でメスティン内が疑似オーブン状態になります)
⇒焼き色をそこまで付けたくない、もしくは仕上げの焼き目はバーナーで!という方は8分でも問題ないかと思います。
5.12分後、炭をバーベキューコンロに戻しメスティンをテーブル等に移したら、2分ほどロックパンSの温度が多少下がるまで待機
⇒炭を直接のせていた為、耐熱手袋でも危ないことを考慮し、放置することで温度を下げます(間違っても水は掛けないでください。ロックパンSが歪む可能性があります)
6.耐熱手袋を装着し、ロックパンSをメスティンから外す
⇒既にロックパンSをご使用されている方はご存じでしょうが、対応メスティンにピッタリ嵌るように製作している為、外す際には火傷等に十分お気をつけ頂きますようお願いいたします
もし、まだアツそうであればロックパンSに濡れタオルを10秒程度かけて温度を下げて下さい。
※1 ロックパンSに対応したメスティンはトランギア、ニトリブラック(以前の山善製は×)、ダイソーブラック(シルバーは×)になります。弊社調べでは左記以外のメスティンは嵌りませんので、ご注意ください
まとめ
今回は『メスティンで本格ドリアを作る!~まるでミラノ風ドリア?~』と題しまして、ロックパンSを蓋にしてメスティンをオーブンのように使うことで、香ばしい焼き目の付いたドリアを作る方法をご紹介いたしました。
一番の手間は自宅でのベシャメルソース(ホワイトソース)の仕込みですので、それをレトルト品などに置き換えることによって時短することも可能です。
更に、ご飯の代わりに業務スーパーなどの冷凍ピラフを持っていけば、ご飯をマヨネーズで和える手間が必要なくなると共に味の方もワンランク、ツーランクアップ間違いなしです!(その代わりピラフはその日に必ず使い切って下さいね!)
特に小さいお子さんがいると、外では尚更片時も目が離せませんので、省けるところは省いていきましょう!
また、通常のベシャメルソースの代わりに豆腐と豆乳で作ってヘルシーにしたり、薄力粉の代わりにジャガイモ(ポテトフレークでも)を使うといったアレンジもできますので、小麦アレルギーの方はぜひお試し下さい。
それでは、また別の記事でお会いいたしましょう!
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
関連情報
世の中にないものを提供する | over north(オーバーノース)
over north(オーバーノース)では、長年培ってきた金属加工の技術を活かして、世の中にないものを提供することを目指し、金属製アウトドア用品・家庭や飲食店での使用を想定したオシャレな金属皿を取り揃えております。グリルプレートや焚火台、メスティンの蓋のロックパン等の開発・製品化もしており、材質は鉄やステンレス、チタンなどさまざま。ソロキャンプにもおすすめです。
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