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メスティンで炊飯!ガスコンロでの極意教えます!

皆さん、こんにちは!

アウトドア用品メーカーover north WEB担当のこばです。

 

 

さて、今回のテーマですが、

 

メスティンで炊飯!ガスコンロでの極意教えます!

 

ということで、ガスコンロでのメスティン炊飯に関して手順や注意点を書いていきたいと思います。

 

この記事を最後まで読んで頂く事で、ガスコンロでのメスティン炊飯において困ることはないと思います。

 

また、キャンプ場にカセットコンロやシングルバーナーコンロを持ち込んで炊飯する方も多いでしょうから、そういった方にも使える内容となっております。

 

ガスコンロでメスティン炊飯

 

 

これ以降もガスコンロと表記していますが、カセットコンロやシングルバーナーコンロなどでもほぼ同様ですので、あえて区別はしないで書いていきます

ご了承頂ければと思います。

 

 

メスティンに関しておさらい

 

ガスコンロでのメスティン炊飯の極意をお伝えする前に、軽くメスティンに関しておさらいをしていきたいと思います。

 

 

キャンプ道具としての認知度が高いメスティンですが、程よい大きさと、1(0.5)合という”ひとりごはん”にぴったりな量を炊くことができるということで、自宅で調理器具や弁当箱として使う方も増えていますよね。

 

 

また、家電製品に関して、高性能化していることや半導体などの部品類が世界的に不足している中で全体の価格が高騰している昨今、揃える優先順位の関係から炊飯器を買わないという選択をする方も徐々に増えているようです。

 

 

そんな中で、おひとり様や二人暮らしでの強い味方となるのが、ガスコンロがあれば手軽にご飯を炊けるメスティンという訳です!

 

ロックパンとメスティンで朝ごはん

 

 

とは言え、メスティンでの炊飯をガスコンロで行うというのは、初めての人にとっては結構ハードルが高いのも事実。。私も最初は手探りでした。。。

 

 

物価の上昇も未だ止まらない中で、食材を無駄にしてしまうような失敗は避けたいところですよね?(生煮えは何とかリカバリーできますが焦げてしまうと流石に…)

 

 

ご安心下さい!

 

何を隠そう、ガスコンロでメスティン炊飯をさせたら右に出る者はいないと自負している(他人から言われたことはないです)私ですので、この記事を読むことで、自信を持ってメスティンでの炊飯に臨むことができることと思います!

 

 

では、前置きが長くなってしまいましたので、早速手順をご紹介していきましょう。

 

 

ガスコンロでのメスティン炊飯(準備編)

 

まずは、準備編として用意する道具・食材をご紹介します。

 

何をするにも準備は大事ですよね。

 

 

〇機器の準備

 

 

・メスティン(スモールもしくはレギュラー)

⇒フッ素加工されているものだと炊いたご飯がメスティンに付きづらいのでおすすめです!
 (ダイソーのブラックメスティンやニトリのブラックメスティンなどが該当します)

 

・ガスコンロ(カセットコンロ)

安いもので構いません

メーカーによって最大火力が異なりますが、メスティンでの炊飯の場合はそこまで火力を必要としませんので、どんなタイプでも基本的には大丈夫です。

 

 

・バーナーパッド

聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、ガスコンロの五徳の上に置くことでメスティンが安定します

五徳のみの状態だとメスティンの形状的に安定性を欠いてしまう為、ガスコンロでのメスティン炊飯をやる場合には必須の商品と言えます。

元々はクッカーに当たるバーナーの炎を均一にし、炎の熱を効率良くクッカーに伝える為に開発されたものです。

amazon等で数百円~千数百円で購入できますので、これは手に入れておきましょう。メスティン炊飯の利便性が圧倒的に向上します!

下の画像は丸型ですが、正方形タイプのものでも構いません。

 

バーナーパッド

 

 

・ロックパンS

⇒アルミのメスティンの蓋を分厚い鉄板で作ってみたら?というコンセプトから生まれた弊社の商品です。

突然の宣伝で申し訳ありませんが、メスティン付属の蓋の代わりにロックパンSを使うことで、吹きこぼれが極端に減ります。というか、ほぼなくなります

なぜなら、対象のメスティンにピッタリ嵌るように(※)設計している為です。

※対応メスティンですが、2023年1月現在はトランギア、ニトリのブラックメスティン、ダイソーのブラックメスティン(いずれもレギュラーサイズ)の3種類とさせて頂いております

 

ロックパンS

 

メスティンはアルミ製の為、とても軽いです。

 

当然ながら蓋も同様です。ロックパンSを使わない場合ですと、炊飯中に内部からの圧力で軽い蓋が押し上げられて大量の吹きこぼれが発生してしまう可能性があります。

 

それを防ぐ為にメスティン炊飯の際には必ず重し(キャンプでは大きめの石など)を乗せるかと思いますが、それでも多少の吹きこぼれが発生してしまいます。

 

それがロックパンSを蓋にした場合ですと、私の経験上、9割以上を防いでくれている印象です。

 

 

・計量カップ

⇒米1合を正確に量る上で必須です。

持っていないという方はほとんどいないと思いますが、を計るタイプは必ず用意しておきましょう

水分量を計るタイプ(通常の計量カップ)は、メスティン炊飯の場合そこまで必要ではありませんが、あれば役に立ちますので100均やディスカウントストア等で両方購入しておきましょう。

 

 

〇食材の準備

 

・米1合

 

 

・水180cc

なるべく冷たい状態

 

 

・氷1個

⇒家庭用製氷機の場合

 

 

 

ガスコンロでのメスティン炊飯(手順編)

 

続いて手順をご説明していきます。

 

実は難しいことは一つもありませんので、一つ一つ確認しながら行っていきましょう。

 


 

1.米1合をメスティンに入れ、洗米する

 

1合であればメスティンでそのまま洗米できます

擦り洗いは必要ありません。水を少し入れた状態で、片手でかき混ぜるように洗って下さい。これだけでも米同士が擦れて表面の糠が落ちていきます。

その後、水を入れすすぎ洗いをし、糠が溶けて白くなった水を捨てます。

これを3.4回程行い、すすぎ洗いの水がある程度キレイになったらOKです。
(多少濁っていてもOKです)

※やりにくい方は、ボウルとザルを重ねてその中で行ってください

 


 

2.米の入ったメスティンに水をリベット(※)の半分程度まで入れ、米に給水させる

 

吸水時間は夏場で30分、冬場で1時間ですが、米に十分な水が浸透するのが最低2時間なので、おいしいご飯を食べたい!という方は2時間待ちましょう!(笑)

尚、吸水させている間は、メスティンごと冷蔵庫に入れておくと更においしく炊けるようです(私の経験上でも)。

※リベットとは、メスティンの取っ手の接続部にある丸い止め金具の事です。計量カップで180ccを量って頂いてもOKです

 

メスティン炊飯

 

逆に2時間経過後は米の状態がほとんど変わりませんので、夜に洗米⇒冷蔵庫で一晩吸水⇒翌朝炊飯でも全く問題ありません

 

※ここでの注意点としまして、水180㏄というのはあくまで吸水していない状態での量であり、吸水が完了した状態から水を入れる場合は少し減らして下さい(最低20㏄以上)。

 柔らかめが好きな方は問題ないレベルかと思いますが、固めが好きな方はお気を付け下さい。

 


 

3.バーナーパッドを載せたガスコンロに蓋をしたメスティン(事前に氷を1個入れておく)を載せ火をつける

 

⇒沸騰するまでの火力は問いませんが、米は80℃台をなるべく長い時間かけて通過させることでデンプン質が甘みに変化すると言われている為個人的には弱火がベスト(最初は中火で、ある程度温度が上がってきたと思ったら沸騰前に中火から弱火に落とす方法でも可)かと思います。

沸騰まで強火ですと2~3分、弱火で8分前後ですが、沸騰はできれば音で判断してみましょう。

ガスコンロのガスが出ている音で若干分かりにくいですが、よく耳を澄ましてみてください。

もし、音での判断が難しい場合でも、沸騰すれば多少なりとも吹きこぼれが発生しますので、それを合図にして頂いても大丈夫です。

ロックパンSを蓋にした場合でも沸騰すれば分かりますのでご安心下さい

※より固めのご飯が好きな方は、最初に入れる水の量を氷の分、減らして下さい。

 


 

4.沸騰を確認したら、弱火に落として10分加熱し続ける

 

⇒弱火と言っても様々ありますが、極弱火で問題ありません

一旦沸騰してしまえば、あとは少しの熱を加え続けるだけでご飯は炊けます

お焦げを作りたい場合は最後の30秒間を強火にして下さい。

ただし、メスティンでの炊飯の場合はお焦げは作らない方が良い気がしています

アルミ特有なのか分かりませんが、お焦げ自体がそこまでおいしくないんです…(あくまで個人的な感想です)

これなら最後まで弱火のままにして、ふっくらご飯を炊いた方がよろしいかと個人的には思います。

弱火にする際に勢い余って火を消してしまうのはガスコンロあるあるですが、そうなっても慌てずに再点火してください。米は待ってくれます(笑)

途中、吹きこぼれが発生する可能性がありますので、ロックパンSではなくメスティン付属のアルミ蓋を使う場合は必ず重しを載せておきましょうロックパンSで蓋をしていれば、重しは必要ありません

お焦げを作らない場合は最後まで弱火のままとしましたが、ちょっとしたテクニックとして、ラスト10~20秒を強火にして内部圧力を高めることでふっくら感を更に増すということも可能です

 

ガスコンロでメスティン炊飯

 


 

5.火を消したらそのまま10~20分蒸らす

 

蒸らす際はメスティンを逆さにしてください。こうすることで、底に留まっていた水分が全体に行き渡り、底部分のご飯がべちゃ付きません

更に、ご飯が底にくっつきにくくなるので、その点においてもおすすめです。

蒸らす際は、タオルを巻いておくとご飯の温度が下がりづらくなります(夏場はやらなくてもいいですが、冬場は必須かと思います。保温袋があればそれを使用して下さい)

20分以上蒸らしてしまうと、ご飯が冷めるばかりか、ご飯の水分量が減って一番おいしい時間を逃してしまうので、蒸らし時間は最長20分厳守でお願いいたします!

 


 

6.蓋を取ったら好きなおかずで食す!!

 

しゃもじで軽くかき混ぜて空気を含ませたら、好きなおかずを乗せて”食没”タイムといきましょう(かき混ぜるのも手間ですが、食感や強いては味にも影響しますので必ず行なって下さい)。

メスティンの利点の一つとして、調理後にそのまま食器代わりにもなるというのがあります。

予め温めておいたカレーやハヤシソースをそのままかけてもいいですし、納豆とネギをぶっかけるのも最高に旨いです!

この時点でも蓋は熱いと思いますので、蓋を取る際は濡れタオルや布巾を使うなどして火傷には十分注意しましょう

※しゃもじが無い場合は箸やスプーンでかき混ぜても問題ありませんが、その際はご飯が付かないように水をまとわせて下さい

 

 

まとめ

 

 

ということで今回は『メスティンで炊飯!ガスコンロでの極意教えます!』というテーマで、ガスコンロを使用したメスティン炊飯の極意をお伝えさせて頂きました。

 

 

表にまとめるとこんな感じでしょうか。

 

 

準備 メスティンのガスコンロ炊飯にバーナーパッドは必須
米の吸水時間 おいしいご飯を炊こうと思ったら吸水は冷蔵庫で2時間(冷たい水の方が吸水率が上がります)
炊飯 沸騰するまでの火力は中火からの弱火(急ぐ場合は強火でも可)
沸騰はできれば音で判断(グツグツ音や水が蒸発する音が聞こえてくると思います)
沸騰後は極弱火にして10分(吹きこぼれてきても慌てずに待つ)
弱火にする際に手違いで火が消えても慌てずに再点火
蒸らし 蒸らしはメスティンを逆さにしてタオルで巻き、10分~20分(最長でも20分以内!)
メスティンをそのまま食器にするとしても、ご飯はしゃもじ(orスプーン)でかき混ぜて空気を含ませて

 

 

この中で少しでも参考になるものがあったなら嬉しいです。

 

 

ガスコンロでメスティン炊飯ができるようになれば、一人暮らしの場合はほぼほぼ炊飯器が必要なくなります

 

 

更には、ご飯自体がご馳走になりますので、毎日の幸福度も必然的にアップ!と良いことずくめです。

 

 

強いて言えば、予約炊飯ができないという点はありますが、休日などの時間があるときに炊いて冷凍しておけば、時間がない平日にもレンジでチンで対応できますので、正直お勧めしない理由がありません

 

もし、休日に作り置きをされる場合は、メスティンはメスティンでもラージメスティンの方が一度に炊ける量が多い為(3合炊けます!)おススメです!

 

 

物価高、光熱費の値上げが厳しい昨今、近々一人暮らしの予定がある方には、断然メスティン炊飯をお勧めします! 炊飯器代と月々の電気代でそれなりのコストを削減できますよ。

 

因みにガスボンベはメーカーによって値段の差が結構あるのですが、正直安いタイプで問題ありません。冬場などは燃焼効率に違いが出るのかもしれませんが、メスティン炊飯では気にならない程度かと思います。

 

また、二人暮らしまでであればラージメスティンを使っての2合炊き3合炊きで対応できますので、これまた炊飯器は要りませんね♪

弊社のロックパンLであればトランギアのラージメスティンにピッタリ嵌りますので、これまた重し要らずです!(笑)あくまでトランギアのみです。悪しからず…)

 

 

どうでしょう? そこまで興味のなかった方も、これだけのメリットがあればガスコンロでのメスティン炊飯をやりたくなってきたんじゃないでしょうか?

 

 

ぜひ、このページをブックマークして頂いて、忘れたときに見返して頂ければと思います!

 

 

 

今回の記事は以上になります。

 

 

最後までご覧頂き、ありがとうございました!

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