キャンプで作る料理は豚汁が最強な理由
皆さま、こんにちは!
over north WEB担当のこばです。
今回は、『キャンプで作る料理は豚汁が最強な理由』というテーマで記事を書いていきたいと思います。
キャンプ飯の定番と言えばバーベキューですが
バーベキューって野菜を意識的に用意しとかないと栄養バランスが崩れますよね。
キャンプに来てまで栄養バランス意識せんでも。。。って声が聞こえてきそうですが、ある一定数の健康志向の方々を除き、それこそ普段の食事の栄養バランスなんて意識してないんですから、キャンプ飯こそ栄養バランスを意識する絶好の機会だと思うんですよね(管理栄養士か健康マニアが身内にでもいない限り)。
そういった意味でも、豚汁であれば味噌で発酵食品採れる、大根・人参・ゴボウで根菜類採れる(長ネギも栄養的に大事)、豚肉でビタミンとタンパク質採れる、タンパク質が足りないと思ったら、ちくわとかの練り物類入れてもよし、そしてジャガイモや里芋を入れれば炭水化物も採れるといった具合に、大半の栄養素をカバーできるのです。
寒い時期の強い味方
最近は冬キャンプ、年越しキャンプなどの寒い時期のキャンプが流行ってますが、そういう時こそ豚汁を作っておけばいつでも温まることができます。ショウガをちょい足しすれば、逆に汗を掻いてしまうくらいです。
豚汁に七味や一味唐辛子をトッピングして、意識的にカプサイシンを摂取すれば、尚の事、効果は高まりそうですよね。
鍋でも十分に温まることはできるのですが、鍋はあくまで具材がメイン。
具材がなくなれば、すぐに終わってしまいます。
一方で豚汁も具材がメインになりがちな汁物ではありますが、大きい鍋で作れば結構もってくれるんですよねー
なので、ちょっと小腹が空いた時や、体の中から温まりたいなーって時でも、非常食的な立ち位置で役立ってくれるという訳です。
もちろん、たくさん飲み過ぎれば塩分過多になりかねないので、その点は注意が必要ですが、こうやって万能戦士である鍋と比べてみてもメリットが大きいのはご納得頂けるのではないかと思います。
朝の豚汁が最高過ぎる
先ほどたくさん作って非常食的な立ち位置に、という事を書きましたが、夜に作って翌日の朝に温め直して食べる豚汁がまた最高なんですよ!
ある程度、料理を知っている方ならご存知だと思うのですが、煮物は炊いた後、一度冷ますことで味が染みていきます。
この調理方法が豚汁でも活きてくるんですねー
作った直後の豚汁は野菜がシャキシャキして、肉も内部に水分を保った状態なので、素材の味を感じることができ、それはそれで美味しいのですが、火から外し一晩寝かせた後の豚汁は、野菜たちに味が染みて一体感が増しているばかりか、具材から染み出た旨味成分が汁全体に行き渡り、至高の味噌汁に変わります。
これぞ、まさに旨味の洪水です。
この豚汁があれば、あとは炊き立てのご飯があるだけで最高の朝食になるんですよねー。
贅沢を言うなら、近くの道の駅で売っている漬物があれば…言う事なし!
キャンプ飯での豚汁のレシピ
ここまで豚汁の素晴らしさを語らせて頂いたところで、現役料理人である私の作り方をご紹介させて頂きたいと思います。
と、ここで一つ分岐点があると私は思っているのですが、それは冷凍食品を使うかどうかという事。
冷凍技術が日々進歩している中で、時間が無い現代人にとって大きな味方となっている冷凍野菜ですが、皆さんは使われていますか?
私もたまに使いますが、基本的にはフレッシュを使うようにしています。
栄養素的には目に見えないのであんまり意識したことはないですが、フレッシュな野菜を使うとやっぱり風味が断然違います。
風味があまり重要でない料理はガンガン冷凍野菜を使うべきだと思いますが、素材の旨味が汁に溶け出す系の料理に関しては、フレッシュな野菜を使った方が良いと思っていますので、今回の作り方でもフレッシュ野菜で記載させて頂きます。
とは言え、時短したい方は冷凍野菜を使っていきましょう。
特にゴボウのささがきは面倒(ピーラーを使ってもそれなりの時間が掛かります)なので、冷凍ものがあれば一気に時短になりますからね!
また、各食材の量に関してはあえて言及していません。
今回はあくまで作り方である点をご考慮お願い致します。
それぞれの食材の多い少ないによって、当然ながら味や風味の変化があると思いますが、その中から自分の好みを見つけていくというのも、煮込み系料理の醍醐味の一つだと思っていますので(ゴボウと大根が多ければ滋味深い味になる等)、何回か作っていく中でご自分の好みを見つけて頂くといいのかなと思います!
■材料
・豚肉(バラスライスもしくは小間切れ)
※脂が多少付いているものを選ぶ。
・大根
・人参
・玉ねぎ
・ゴボウ
・ジャガイモor里芋
・ちくわ
・長ネギ
・突きこんにゃく(下ゆで必要ないタイプ)
・にんにく(チューブ)
(しょうが)
・ごま油
・味噌
・出汁(顆粒タイプでも)or水
・塩
※用意する種類が多い分、各食材の量自体は意外に必要ないと思うので、張り切って準備しすぎることがないようにしたいところです(個人的には、若干少ないかなーくらいがベストだと思います。残しちゃう方が大変です)。使用する鍋の容量で決めてもいいですね
■下準備(自宅で済ませる仕込み)
・豚バラスライスを使う場合はそのままだと長いので4等分する
(小間切れの場合も少しカットした方が食べやすいです)
・大根はいちょう切り※3~5ミリ程度の厚さ
・人参はいちょう切りor短冊切りor小さ目の乱切り※お好みで。皮はむかないで大丈夫です
・玉ねぎはくし切り※大きさはお好みで
・ゴボウは輪切りorささがき
(灰汁抜きを忘れず、持っていくときも水に浸した状態で)
・ジャガイモは皮をむいた後、状況に応じて切り方を変える
(現地で余り時間を掛けたくない場合は薄めのスライス。現地での時間に余裕がある場合はホクホク感を楽しめる程度の大きさに等分する)
・里芋は皮をむいて半分にした後、太めのスライスor2等分のままの状態でも可
(里芋も状況や好みに応じて切り分ける。ねっとり感を楽しみたい場合は2等分もしくは4等分で、そうじゃない場合はスライスで)
※包丁の扱いに自信が無い方は、里芋はぬめって危ないので冷凍里芋でも全然大丈夫です
・ちくわは適当に輪切り
(具材というよりかは、旨味の助っ人的立ち位置なので)
・長ネギは具材用に斜めに薄切りと薬味用にみじん切りを用意する
・本格的にやるなら出汁を引く※出汁だと上品になってしまうので、ちょっとだけジャンキーにしたいなら顆粒タイプを使う。顆粒タイプを使う場合は出汁を引く必要はなく、水を使う
(出汁パックでも良い。出汁を引く場合は、いずれにしても前日に仕込み、当日持っていくまで冷やしておく)
※大変ですが、上記全てを自宅で前日に仕込んでおくと現地調理が非常に楽になります
■手順(キャンプ場に来てから)
1.鍋にごま油とにんにくチューブを入れて火にかける
2.にんにくの香りが立ってきたら豚肉を入れる
3.豚肉にある程度火が通ったら、玉ねぎを入れる
4.玉ねぎがしんなりしてきたら残りの食材を全て入れ、塩を軽く振る。
※ここでの塩は味付けではありませんので軽くでいいです。
5.軽く炒め合わせたら出汁or水(顆粒だしも)を入れる
※灰汁が出るのでこまめにすくってください
6.食材に火が通ったら長ネギ(斜めうす切り)とショウガ(チューブ)を入れる
※ショウガを入れると風味が一気に変化してしまうので、嫌な方は入れなくてもいいです。ただ、本当に寒い時期などは体を温める意味でも入れた方が個人的にはおすすめです
7.長ネギを入れて5分ほどしたら鍋を火からおろし(おろせなければそのままでも可)、味噌を入れ味を調える
※大量に作る場合、固形の状態のまま味噌を入れてしまうと溶かしきれない可能性がある為、シェラカップに味噌を入れ、少量の汁で溶いてから入れると失敗しません。液状タイプだと場所も取りませんし、いいかもですね!
8.味見⇒味噌を入れる作業を好みの味になるまで繰り返す
9.シェラカップ等に盛り付け、唐辛子や薬味のねぎを入れて食す
あとはご自分の好みの味を見つける為に、各食材の量を変えながら、何回か作ってみて下さい。
作っていく中で、味噌の種類を変えたりしてみるのも面白いですね。
また、ぜひ翌朝の分も余計に作って頂いて、一晩寝かせた豚汁を味わってみて下さい!
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over north(オーバーノース)では、長年培ってきた金属加工の技術を活かして、世の中にないものを提供することを目指し、金属製アウトドア用品・家庭や飲食店での使用を想定したオシャレな金属皿を取り揃えております。グリルプレートや焚火台、メスティンの蓋のロックパン等の開発・製品化もしており、材質は鉄やステンレス、チタンなどさまざま。ソロキャンプにもおすすめです。
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