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キャンプでスープパスタを作る!厳選レシピもご紹介!

こんにちは!

アウトドア用品メーカー over north

Web担当のこばです

 

 

今回は、『キャンプでスープパスタを作る!』と題して、今まで取り上げてこなかったスープパスタのレシピをご紹介したいと思います。

 

肌寒い季節に食べたくなるスープパスタですが、今回ご紹介するスープパスタレシピの一つは暑い季節でも食べたくなる(はず!)と思いますので、季節を問わず、ぜひ作ってみて下さい!

 

 

スープパスタレシピ紹介の前に

 

キャンプでスープパスタ
出典:写真AC

 

レシピを作るにあたって、一つ悩んでいたことがありました。

 

それは調理を始める際のパスタの状態です。

 

乾麺

生パスタ

水漬けパスタ

ハーフボイルパスタ

 

キャンプでスープパスタ|パスタボイルと生パスタ
出典:写真AC

 

どれを選択するかによって多少レシピが変わってきます。

 

生パスタは普段手に入りづらい(普通のスーパーにあんまり並んでない)上に若干高いので除外したのですが、残りの3つはとても悩みました。

 

以前に、このブログでキャンプで使うパスタは実は茹でて持っていくのがベストなんです!というタイトルの投稿をしました通り、キャンプでパスタを作る場合は自宅で半分茹でたパスタを持っていくのが一番良いと個人的には思っております。

 

なので、今回もハーフボイルパスタを前提にレシピを作ろうかと思いました。

 

ですが、家でハーフボイルのパスタを仕込む時間なんてないよ…って方もいらっしゃると思いましたので、今回は水漬けパスタでレシピを作ってみることにしました。

 

アルデンテ感は正直、ハーフボイルや乾麺に劣りますが(仕込み方によってはアルデンテも狙える?)、モチモチ食感は生パスタに次ぐものがありますので、スープパスタにも合うんじゃないかなと!

 

水漬けパスタを仕込んだことがないって方も今回はレシピに組み込んでありますので、スムーズにキャンプでスープパスタを作れるかと思います。

 

 

ピリ辛トマトガーリックスープパスタ

 

キャンプでスープパスタ トマトガーリックスープパスタ
出典:写真AC(画像はイメージです)

 

このスープは個人的に大好きでして、イタリアンレストランで働いていた時の自分の賄いは、練習や味合わせの意味合いもあって、これの比率が一番多かったです。

 

むしろ、パスタではなくご飯を入れてリゾット風(というか殆ど雑炊ですが)にする食べ方が大好きでした!(笑)

 

この前置きでなんとなくお分かりの方もいるかと思いますが、このレシピは当時のお店のメニューを私がアレンジしたものになります。

(トマトソースは当時からセントラルキッチンで作られていましたし、細かい分量は忘れてしまった為、完全にオリジナルです!)

 

味は多少違うと思いますが、ほぼ同じレシピでお客様にも提供しており、美味しいという実績がありますのでご安心下さい!(笑)

 

◆分量1人前 乾麺100g計算

 

★ベーコンスライス 30g
★玉ねぎスライス 50g
★マッシュルーム 20~30g
★にんにく 大き目1かけ(できれば微塵切り)
★オリーブオイル 大1.5
△ドライバジル 小0.5
△あらごしトマトパック 200g(紙パックのやつ)
△トマトペースト 1パック(6g)
△水(スープ用) 200CC
コンソメ(あればチキンコンソメ) 大1.5(ブロックの場合は2個)
一味唐辛子 小0.5~1(辛さは好みで調整して下さい)
パプリカパウダー 小1.5(甘みと赤みを足します)
粉チーズ(仕上げ用) 適宜
パセリ(仕上げ用) 適宜
水(水漬けパスタ用) 1L
塩(水漬けパスタ用) 10g

 

 

※今回のレシピはメスティンで作ると吹きこぼれる可能性があった為、使用していません

 どうしても水分が多くなるので、鍋(クッカー)選択の際は考慮された方がよろしいかと思います

※にんにくはチューブでも構いません

※あらごしトマトパックはイオンのPBがコスパ良きです

※粉チーズは必須ですので、ぜひ忘れずに!

 


 

◆水漬けパスタの仕込み

 

キャンプでスープパスタ 水漬けパスタ
出典:写真AC

 

■手順

乾麺のパスタ100gをジップロックに入れ、水1Lと塩10gも入れて塩が溶けきるまで軽く振る

⇒キャンプ場で調理を始める時間から逆算して約2時間前にこの仕込みを行って頂くとよろしいかと思います

 

パスタの中心部まで水分が行き渡るには4時間必要と言われておりますが、敢えてアルデンテ食感を残したいので2時間にしています

モチモチ食感が好きな方は4時間でも大丈夫ですが、それ以上にならないようにご注意下さい

 

水が入った状態のジップロックを持ち運ぶのが不安な方、目的地まで自宅から2時間以上かかるという方は、2時間漬け込んで軽く水気を切ったパスタを冷凍して持っていくという方法でも大丈夫かと思います。

 

私自身で試していない為なんとも言えない部分はありますが、恐らく食感の変化は殆どないのではと思います。

(試したら、こちらに追記します)

 

これであれば保冷剤代わりにもなる為、一石二鳥です。

 

 


〇ピリ辛トマトガーリックスープパスタのレシピ

 

1.鍋(もしくはコッヘルか深めのフライパン)に★の材料を全て入れ中火で炒め始める

⇒コールドスタートで問題ありません。

 

2.にんにくの香りが立ってきて玉ねぎがしんなりしてきた所で△の材料を全て入れる

⇒軽くかき混ぜて馴染ませておきます。

 

3.軽く馴染ませた所でコンソメ、一味唐辛子、パプリカパウダーを入れる

⇒時折混ぜながら沸騰するまで待ちます。

 

4.沸騰後、水気を切った水漬けパスタを鍋に投入する

⇒パスタをほぐしつつ火を入れていきます。

 また、全体をかき混ぜることでスープの乳化が促進され味がまとまります。

 

5.2分後、パスタを試食して味と麺の固さを確認する

⇒乾麺から調理するのとは違いパスタへの浸水度にバラつきが生じている可能性がある為、都度確認しながら進めて下さい。

塩味が足りない場合は塩(分量外)を入れて調整しますが、最後に粉チーズが入る分、多少薄くても大丈夫かと思います。

 

6.パスタが好みの固さになったら器に盛り、粉チーズ、パセリをかけて完成

⇒お腹に余裕がある場合は、白ご飯を”追い飯”して頂くと最後まで楽しめます!

 

 


 

にんにくとベーコン、そしてバジルの香りが決め手のピリ辛トマトガーリックスープパスタです。

 

冒頭に書いたように、このスープであれば夏の暑い時期でも結構行けちゃうと思いますよ(体は確実に火照りますが(笑))。

 

スープが乳化していた方が美味しいので、パスタを投入した後は鍋を揺すりつつ常にかき混ぜるようにして下さい。

 

火加減も強火の方が乳化が進みます(沸々を維持できる程度)。

 

辛いのが苦手であれば一味唐辛子を抜いて頂いても構いません。

 

お店のレシピではイカゲソのぶつ切り(途中から胴体の輪切りに変更された)が入っていたんですが、今回は入れていません。

 

イカが好きな方は入れてもいいと思いますが、その際は、出来れば予めボイルしたものを入れた方が良いかと思います(スープにイカの風味が出過ぎる為)。

 

個人的には、白ご飯の追い飯がこのスープパスタのメインだと思ってます! ぜひ、最後まで楽しんでいただければと思います。

 

 

 

ミルクたっぷりクラムチャウダー風スープパスタ

 

キャンプでスープパスタ ミルクたっぷりクラムチャウダー風スープパスタ
出典:写真AC(画像はイメージです)

 

次は打って変わって真っ白なスープパスタです。

 

牛乳を使ったスープパスタは、ゆるキャン△でもリンちゃんが作ってましたね!

 

私がご紹介するのもベーコンが入りますが、クラムチャウダー風ということでメインはアサリです(ハマグリではない)。

 

ホンビノス貝があればそれでもいいですし、クラムは英語で2枚貝の事なので正直なんでも大丈夫です!

 

それこそ海辺のキャンプ場で作ったら最高ですね!

 

旬の時期限定ですが、近場の道の駅で調達してきたアサリやハマグリをスープパスタにして食す!最高の贅沢の一つだと思います。

(砂を吐き出させるのを忘れずに!)

 

こちらのレシピも、お店のメニューをアレンジしたものになります。

(正直、こっちのスープパスタの分量は半分ほど忘れている為、お店とは違う味に仕上がっていると思います!)

 

 

◆分量1人前 乾麺100g計算

 

★ベーコンスライス 30g
★玉ねぎスライス 50g
★マッシュルーム 20~30g
★にんにく 小さ目1かけ(できれば微塵切り)
★オリーブオイル 大1.5
△牛乳 200CC
△水 200CC(スープ用)
△貝だしの素 大1
△コンソメ 大0.5
殻付きアサリ 3~5個
むき身アサリ 20g前後
ブラックペッパー(仕上げ用) 適宜
粉チーズ(仕上げ用) 適宜
バター(仕上げ用) 10~15g
パセリ(仕上げ用) 適宜
水(水漬けパスタ用) 1L
塩(水漬けパスタ用) 10g

 

 

※アサリ本来の出汁が欲しいので殻付きは必須ですが、むき身は必ずしも必須ではありません

※化学調味料が苦手な場合は、代わりにベーコンを増やしたり、塩(分量外)で調整して下さい

※今回もにんにくを使用していますが、入れなくても構いません(入れる場合はチューブでも可です)

※ブロッコリーやほうれん草(or小松菜)を入れると彩りと栄養バランスが整うので良きです

※殻付きアサリは予め砂抜きしておいて下さい(購入する際に砂抜きの有無を店員さんに聞いておくと〇)

⇒砂抜きをする場合は下記をご参照下さい

 

 

◆アサリの砂抜き

 

キャンプでスープパスタ アサリ
出典:写真AC

 

1.海水と同じ塩分濃度(3.5%)の塩水を作る

⇒潮干狩りで取った場合は砂を含まないようにその場の海水を採取します。

砂を吐かせるには生息していた所の海水を使うのが一番だそうです。

 

2.タッパーなどにアサリとアサリが浸る程度の塩水を入れる

⇒アサリの一部分が出るくらいの量。多すぎると酸欠になって砂を吐かなくなるようです。

 (なので、アサリを重ねるのは良くないという事ですね)

 

3.タッパーをアルミホイルか濡らした新聞紙で覆い、アサリが呼吸しやすい環境を作る

⇒アサリが砂に潜っている環境を再現します。

 

4.最低2時間待つ

⇒潮干狩りで採ってきた場合は直前まで砂に潜っていた事になるので、最低半日は砂を吐かせた方が良いようです。

 ということは、潮干狩り当日に作るのは厳しそうですね…

※アサリを調理する前には、アサリ同士を擦り合わせて表面の汚れを落としておきます

 

 


〇ミルクたっぷりクラムチャウダー風スープパスタのレシピ

 

1.鍋(もしくはコッヘルか深めのフライパン)に★の材料を全て入れて火にかける

⇒コールドスタートで大丈夫です。

 

2.にんにくの香りが立って玉ねぎがしんなりしてきたら△を全て入れる

⇒沸騰直前まで時折かき混ぜつつ待ちます。

 本当は生クリーム(60㏄)を入れたいところではありますが、パック(200㏄)で買った時に余ってしまうので今回は省いています。

 

3.沸騰寸前になったら殻付きアサリを入れる

⇒アサリ投入後は沸々するくらいの火力に調整して下さい。

 

4.アサリが一つでも開いたら水漬けパスタとむき身アサリを投入する

⇒引き続き、沸騰しない程度の火力を維持します。

 もし可能であれば、開いたアサリは皿の上などに一時的に避難させておきましょう

 (プリプリ食感を失わない為です。面倒くさい方はそのままでもOKです)

 

5.2分後にパスタを味見し、固さを確認する

⇒自分好みの固さに仕上げて下さい。塩味が足りない場合はここで調整します。

 

6.器に盛りつけ、お好みでブラックペッパー、バター、粉チーズ、パセリをかける

⇒個人的にブラックペッパーは必須ですが、粉チーズは好みです。

 コク出し要因の生クリームを入れないので最後のバターで代用しています。入れずに食べてみて、物足りなければ入れるのもアリです。

 何らかの理由で生クリームを持っていける場合(もしくは家で作る場合)は、ぜひ生クリームを入れて作って下さい

 

 


 

新鮮なアサリが手に入ったらぜひ試して頂きたいスープパスタです!

 

アサリの旬を考えると4月、5月上旬頃でしょうか。

 

ただ、最初にも言いましたが、ホンビノス(パンダ貝)やハマグリでももちろん構いません。

 

因みに貝だしの素は業務スーパーで購入することができます。

 

どうせ業務スーパーに行くなら、冷凍殻付きアサリもついでに購入するという手もありますよ!

 

冷凍殻付きアサリなら砂噛みの心配がないので、すぐに使えます。

 

貝だしの素

 

面倒くさければこれもアリです(笑)

ソロキャンプで大活躍なパスタ1

正直優秀過ぎて引くレベルです!

 

美味すぎます。

 

基本はボンゴレビアンコ用だと思いますが、今回のミルク仕立てのスープパスタにも使えるかと。

 

これがあれば、貝だし、コンソメ、むき身アサリ、簡単に済まそうと思えば、牛乳と殻付きアサリ以外要らないといっても過言ではありません。

(ベーコンも風味としては含まれているかもですが、具材として入れた方が当然美味しいです)

 

買い物途中で見かけた際は、お試ししてみて下さい。

 

 

まとめ

 

キャンプでスープパスタを作る!』と題して、今まで取り上げてこなかったスープパスタレシピを公開致しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

今回のレシピは水漬けパスタで統一しましたが、私が個人的に推しているハーフボイルパスタで作って頂くと、また違った雰囲気になるかと思います。

(働いていた店ではハーフボイルパスタでしたので、より店っぽくしたい場合はおススメです!)

 

乾麺で作る場合、調理時間はかかりますが、ワンパンで作ればパスタに味が付きやすいですし、家での仕込みが必要なくなりますので、好みで選択して頂ければと思います。

 

最後に一つ注意点として、どちらのレシピも仕上げに粉チーズを入れておりますが、粉チーズを入れた後は加熱しないで下さい。

 

粉チーズが溶けて、クッカーやカトラリーにくっ付いてしまい、後片付けに苦労します。。。

 

 

正直、このレシピで私が以前にどこで働いていたか分かった方もいらっしゃると思います。

 

最近知りましたが、バズレシピでお馴染みのリュウジさんも同じ系列店で働いていたことがあるとか…

 

当時は社員でしたのでキツイこともありましたが、なんだかんだ楽しい職場でした!

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